新体操で繋がる出会い

それは1本の国際電話で始まりました。

3カ月間、日本に滞在する間、新体操を習わせてください、とお母さまから。

 

聞けば、ニュージーランドの新体操クラブの上級クラスにいるそう。

 

言葉は大丈夫かな?という心配はよそに、日本語バッチリ、会った瞬間からバリバリの大阪弁で会話してくれました。とても活発で聡明なお子さんで、すぐにみんなの人気者になりました。

 

ニュージーランドではどんな練習をしているのか気になったので聞いてみると、「先生は怖くて厳しい、開脚は椅子開脚でやっている、手具の練習が多い、フロアが広くて、体育館に2面マットが敷いてある、人数が多い」そうです。なるほど。2面マットはすごい。練習をする環境は最高だなぁ。

 

レッスンの後、演技を披露してもらいました。音楽は持ってきていないということで、みんなで手拍子です。

ジャンプがダイナミックで、手具操作がおもしろい、オリジナリティーにあふれた演技でした。日本では点数のことを考えて、ミスしないようにこじんまりとおさまりがちですが、ニュージーランドでは直接点数に関係しなくても独創的な動きを取り入れるところが指導者として見習わなくてはならないなと思いました。

 

遠いニュージーランドから、阿倍野のホームページを見つけて電話してくださったことに縁を感じずにはいられません。そしてこの素晴らしい出会いに感謝です。

2018年01月11日