平昌オリンピック カーリング女子銅メダル

平昌オリンピックで、史上初の銅メダルを獲得したカーリング女子が27日夜、地元・北海道北見市常呂町に戻りました。その時の インタビューで吉田知那美選手の言葉がとくに印象的だったので載せておきます。

 

「私は7歳の時からカーリングを始めました。正直この町何もないよね(笑)この町にいても絶対“夢はかなわない”って思ってました。だけど今は、ここ(常呂町)にいなかったら(夢は)かなわなかったなって思ってます。子どもたちもたくさんいろんな夢があると思うけど、場所とか関係なくて、大切な仲間がいたり家族がいたり、どうしてもかなえたい夢があるとか、この町でもかなえられると思います。これからもよろしくお願いします」

 

もう、この言葉ですべてを語っていますね。

 

吉田選手は、過去に戦力外通告を受けて、今のカーリングチーム(LS北見)へ移籍しました。

大きな挫折を味わったけれど、今のチームへ誘ってくれる人がいた、仲間がいた、カーリングができる環境があり、地元(常呂町)の人々の支えがありました。

 

メダルは彼女の生活の延長線上で獲得したメダルです。

そして、何もない町が大きな夢と希望をもたらしました。

 

今の環境、置かれた場所に不満を言わないで、出来ることを精一杯やる、仲間を大切にする。

厳しい試合に打ち勝ったアスリートの言葉は重みがあります。

2018年02月28日